TESTRUCTURE導入ガイド1 テスト設計支援ツールTESTRUCTUREとは

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テスト設計支援ツール「TESTRUCTURE」とは

TESTRUCTUREは、テスト設計工程で使用する、ベリサーブが開発したテスト設計専用の
エディタです。TESTRUCTUREを使うことで国際標準のプロセスに適用したテスト設計の
方法を学ぶことができ、習熟することで、テスト設計の品質向上に繋がります。

テスト設計支援ツールはISO/IEC/IEEE 29119(ソフトウェアテストの国際標準)に
おけるTest Design & Implementation Processの「フィーチャーセットを識別する」~
「テストケースを得る」までのプロセスを支援します。

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ISO/IEC/IEEE 29119-2:2013, Part 2: Test processes参照https://www.iso.org/standard/56736.html

TESTRUCTUREはテストベース(開発仕様書・取扱説明書等)の文書を取り込み、ユーザがツール上でテスト設計を行います。成果物はExcelファイルで出力できます。

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TESTRUCTURE利用によるメリット

TESTRUCTUREをご利用いただく5つのメリットについてご紹介いたします。

メリット1:テスト設計プロセス・成果物形式の標準化

テスト設計プロセス・成果物の形式が標準化され、担当者によるバラつきを抑制する
ことができます。以下、ツールが想定する「標準的なテスト設計の作業」、および各作業におけるツールの主な機能です。

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メリット2:テストアイテム・フィーチャーの構造化

テストベースにタグ付けすることでテストアイテムやフィーチャーを導出し、
階層整理することができます。

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テストアイテムとフィーチャーをマトリクスで整理でき、レビュー時にも理解しやすい形になっています。
f:id:tstr_support:20210107145838p:plainテストアイテムごとに、テストするフィーチャーを設定すると、テスト条件を
作成できます。f:id:tstr_support:20210105182238p:plain

メリット3:テストベース変更時の変化点、影響箇所の検出

変更されたテストベースを取り込むと変化点を自動的に抽出し、該当する項目が赤く
強調表示されます。※現在PDFは対応しておりません。

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強調表示を参考にすることで、テストベースの変更箇所の見落としを防ぎます。

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メリット4:テンプレートの活用

各製品や各ドメインのテスト設計で、汎用的に利用されるテストアイテムや
フィーチャーは階層整理しておき、テスト設計のテンプレートとして利用できます。
それにより、エンジニアの個人スキル依存度を低減し、テスト設計の品質向上・作業効率向上を図ることができます。

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メリット5:テスト実行管理ツールとの連携

弊社のテスト管理クラウドサービス「QualityForward(クオリティフォワード)」と
連携することで、テストケース仕様をアップロードでき、テストケースのレビューや、テスト実行時の進捗把握が容易になります。

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以上、テスト設計支援ツールTESTRUCTUREについてご紹介いたしました。